前回の記事では、橋本木工で製作させて頂いた家具を

約40年間ご使用頂いたS 様ご夫妻のお話をいたしました。

(前回の記事はコチラ!)

 

そして、再びS 様よりオーダー家具造り替えのご依頼を頂き、

今回5点の家具を製作させて頂きました。

 

コチラです!

 

壁一面の壁面収納

 

ヘッドボードとベッド下収納

 

TVボードとPC作業用デスク

 

お部屋全体は、こんな感じです。

 

寝室をぐるりと囲むように5点の家具を製作させて頂きました。

 

それでは、一つずつご紹介させてください。

 

 

と、その前に。

 

 

今回のオーダー家具、見えないけれど、オーダー家具ならでは!という部分があります。

これまでご紹介してきた家具でも何度か出てきていますが、分かりますでしょうか?

それは・・・

 

 

 

配線

 

 

 

です。

今回も、ダイナミックに参りました!

 

青:LANケーブル

緑:電気配線

オレンジ:TV線

 

ヘッドボードが接する壁に、コンセントとLANケーブルの差口があります。

そこからTVボード、PCデスクに配線しました。

 

それだけではなく・・・

 

こちらのマンション、LANケーブルの差口はこの1か所のみでした。

S 様は他のお部屋でもPC作業をされる上、無線LANではなく

ケーブルでの接続をご希望でしたため、図のような配線になりました。

家具と配線が重なっている部分は、もちろん表からは見えず

内部も機能的に収めています。

 

それでは、家具を1つずつご紹介しつつ、配線のカラクリもご覧ください。

 

まずは一番大きな家具、壁面収納です。

 

家具の巾木部分(最下部のデッドスペース)に配線しています。

 

この穴(点検口)は、配線後は下の画像のように蓋をします。

点検口部分にうっすらと筋が付いているのですが・・・

見えますでしょうか。

 

万が一不具合が起きた時や、配線を見直す際に

一般の方でも簡単に開けられる仕様になっています。

 

収納内部は、上着やスカートなどハンガーにかけて収納したい

短めの衣類が多いとのことで、ハンガーパイプを上下2段に付けています。

 

隣の扉の中は・・・

パンツやロングコートなど、長物がかけられるようハンガーパイプは

上部に1本です。

上下の棚板は高さを調節できるため、すき間を無駄なく利用できます。

 

天袋(一番上の収納扉)も、内部は上下可動の棚板が入っています。

 

今回お客様にお選びいただいた木目は、優しい色合いながら

木目(縦のすじ目)がはっきりしているものでした。

天井から床まで、すーっと通った木目が美しいです。

 

 

 

さて、次にご紹介するのは、ヘッドボードとベッド下収納です。

 

ベッド下収納は、「開き扉」と「引出し」の二種類で構成されています。

まず、壁側の収納は楕円形の穴に指を引っかけ、開くタイプの収納です。

 

 

手前の収納は、引出になっています。

 

ベッド下収納内部には、隣接するTV台とPC作業デスクに複数の配線があります。

壁側の、楕円の穴に指を引っかけ扉を開くと、収納兼配線経路になっています。

※配線作業途中のため青いLANケーブルが飛び出ていますが、
終了後は緑で囲った配線経路に収まっています。

 

配線経路を家具内部に組み込む際、橋本木工では以下の3つの要素を

満たさなければならないと考えています。

 

1.外観の美しさ

2.機能性

3.何かあった際に、一般の方にでも簡単に点検できること

 

 

 

配線は、一度設定してしまえばそう頻繁に変更するものではありません。

しかし、新しいAV機器に替えたり、万が一不具合が起きた場合を考え、

一般の方でもすぐに対応できるような家具を製作しています。

 

かといって、配線を優先した結果見た目や使い勝手が悪くなっては

元も子もありません。

 

末長く使って頂きたいからこそ、飽きの来ない美しさ、高い機能性、

簡単なメンテナンスの三拍子が必要なのです。

 

ベッドの足元に隣接するのは、TVボードです。

 

そして、TVボードの奥はPC作業デスクです。

 

ご夫妻は写真を趣味になさっていて、撮影した写真は

ご主人がここに座ってPCで編集作業をされるそうです。

 

 

ご夫妻と、生まれ変わった家具達との新しい生活。

これまでの40年間に負けないくらい、楽しんで頂ければ嬉しいです。

 

 

おまけ : 家具ではありませんが、リビングにピクチャーレールを設置させて頂きました。

真っ白な壁に彩が加わり、リビングに華を添えています。

その他、製作事例はコチラ。

引き続きお楽しみください。