橋本木工では、家具製作に使用するあらゆる材料に、最高ランクのものを使用しています。
その中には、低価格にこだわる家具では、とても使用できない材料も数多くあります。
橋本木工が、たとえ割高になってしまっても材料にこだわる理由は、2つあります。
1.美しく、丈夫な家具の製作にこだわるため
橋本木工の理念でもある、「どこまでも美しく丈夫であることを前提とし、「味わい」のある家具の製作」を貫くため、材料選びに妥協はしません。とはいえやみくもに最高ランクの材料を使用しているわけではなく、美しさや耐久性を追求した結果にたどり着いた材料を選択しています。
2.有害物質対策のため
建物の中に入ったら、目がしょぼしょぼしたり、めまいや頭痛などが起きたことはありませんか?
これは、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドといった有害物質による「シックハウス症候群」によくみられる症状です。
一般の方はもちろん、生後間もない乳児を始め、環境に敏感な方には特に心配な問題です。
住宅の場合、建築基準法下で、ホルムアルデヒド発散量の規制があります。
住宅に使われる壁紙・接着剤・塗料・断熱材・合板・集成柱・木質系ボード等は一定基準を満たしていないと、使用することが出来ない事になっています。
しかし、家具のホルムアルデヒド発散量は国の規制対象外となっています。
その理由の一つに、輸入物が多く、規制しきれない、という事情もあるようです。
ある建物の建築に、国産木材を使用し、ホルムアルデヒドもほとんど出ない状態であったにも関わらず外国製の安価な家具やドアが置かれた途端、室内のホルムアルデヒドの放散数値が跳ね上がったという事例もあるそうです。
とはいえ、外国製家具のすべてが安全でない、というわけではありませんし、国産家具のすべてが安全というわけでもありません。
それでは、有害物質の少ない材料を選ぶにはどうしたらよいのでしょうか?
家具制作に使用される、表面仕上材・芯材・接着剤など全ての材料には、「ホルムアルデヒド放散量区分ランク」というものが設定されています。
ランクは F☆~F☆☆☆☆ までの4段階。
星の数が多いほど、有害物質の放散量が少ない材料ということになります。F☆☆☆☆が最上ランクです。
シックハウス症候群が気になる方は、既製品、オーダー家具いずれの場合もこのランクを確認するとよいでしょう。
ランクを気にしなければ、安価な材料により低価格な製品が製作できることも多いのです。
しかし、橋本木工の家具作りにおいて使用される材料は、表面仕上材・芯材・接着剤など全て、最上ランクのF☆☆☆☆のものを使用しています。
製作した家具を、長く、気持ちよく皆様に使っていただきたいから。
製作する職人さんにいつまでも健康で、素晴らしい家具を作り続けてほしいから。
橋本木工では今後も変わらず最高品質の材料にこだわり続けます。