注文家具、オーダー家具を注文するにあたって最も気になることの一つ、
価格！
同じ内容で、複数の家具屋さんから見積りを取った場合、もしあまりにも価格が違っていたら戸惑います。
この価格差、色んな理由があるのですが、まずチェックして頂きたいのが
「流通ルート」
です。
オーダー家具は、注文してから納品されるまでには、ざっくりと2つのルートがあります。
①製造工場に直接注文
②その他
①は、橋本木工のように自社に家具製造工場があるところに直接注文をする場合です。
例えば１００万円の見積もりの場合。
取付け工事に１０万円ほどかかる家具だと、
１００万円－１０万円（取付け工事費）＝９０万円 が、純粋な家具製作の代金なります。
また、ショールームを併設していたり、量産品も扱かっているような規模の大きな工場の場合。
職人さん数名程度の完全オーダーメイド専門の小さな工場の方が、家具製作以外にかかる経費や維持費が少ないため同じ見積もり金額でも家具製作にかけられる費用の割合が多くなります。
とはいえ、ショールームがない工場はどんなものができるのか不安ですよね・・・
実は、橋本木工もオーダーメイド専門の小さな工場なので、ショールームはありません。
しかし、工場見学は随時お受けしています！
また、完成した納品前の家具などもありますので、近くで見たり、作った職人に直接質問したりもできます。
どんな品質の物を、どんなスタッフ、どんな思いを込めて作っているのか、ぜひじっくりとご見学ください。
※現場作業などで不在にしている場合もありますので、工場見学ご希望の方は事前にご連絡の上お越しください。
詳しくはこちらをご覧ください。
②その他 建築会社や設計事務所など、製造工場ではないところを通してオーダー家具を注文した場合を指します。
例えば建築会社に１００万円の予算で、取り付け工事に１０万円かかる家具を注文した場合、
100万円－20万円（建築会社中間マージン）－16万円（設計事務所中間マージン）－12万円（内装会社中間マージン）－１０万円（取付工事費）＝42万円 が、家具の代金となります。
90万円と42万円。流通ルートによっては、同じ金額を支払っても実際に製品にかかっている金額は2倍以上も差が出てしまうんです！
（上記はほんの一例ですので、全てがこの割合というわけではありません）
※ただし、新築やリフォームなどで、家具製作と並行して内装工事も行う場合などは、内装会社さんにまとめてお願いした方が良い場合もあります。
例えば、壁に埋め込まれた家具を製作する場合、内装工事との兼合いが出てきます。
内装工事と並行して行っていれば、工事業者の方が家具を埋め込む部分の壁をあらかじめ空けておくことも可能ですが、
内装が終わってから家具を埋め込む場合、一度作った壁を再度壊すなど、工程が増えてその分費用もかかります。
さて、上記をまとめると・・・
内装工事との兼合い（埋め込み家具など）がなく、オーダー家具を注文したい場合は
・信頼できる、小さな規模の製造工場に直接オーダー
がお勧めです！
そして、信頼できるかどうかを見極めるには、ぜひ工場見学をしてください。
素人なんだから、工場を見たって何もわからない・・・と思われるかもしれませんが、そんなことはありません！
実際に家具を使うのは、あなたです。使う側の視点で、この工場なら、この職人さんなら、お願いしたい！と思えるかどうかなんです＾＾
ちなみにオーダー家具屋さんの探し方ですが、
「オーダー家具」「注文家具」「特注家具」などのキーワードでウェブ検索をしたり、タウンページで探すとよいでしょう。
注：ウェブ検索をする場合、全国の家具屋さんが出てきますので必ず対応地域も確認してください。
また、対応地域が「全国」となっている家具屋さんの場合、取付工事を必要としない家具、又は家具の組み立てや取付工事をお客様が行う家具という可能性があります。
いずれの場合も固定の際の耐震性は、チェックされることをお勧めします。また、お客様が組み立てを行う家具の場合、一般の方でも簡単に組み立てられるよう、簡素な造りになっている可能性もあるため、耐久性の確認もされることをお勧めします。
ちなみに、橋本木工（所在地：東京都足立区）の対応地域は、基本的には関東一円です。
お仕事実績としては、一番遠方では沖縄まで取付工事に出向いたこともありますが、規模の大きな法人様とのお取引です。
個人のお客様ももちろん大歓迎ですが、現場採寸などの確認、家具の運搬費、取付の出張費などが非常に割高となりますのでぜひお近くで良い業者さんを探されるとよいかと思います！
その際には、橋本木工のHPを参考にしてください。きっとよい業者さんと出会えることでしょう！
オーダー家具屋さんを探す際の注意点ですが、「注文家具」をうたっているものの、実際には設計事務所が出しているHPなどもあるようです。
良い家具が出来る可能性もありますが、価格は割高です。HPをよく見て、工場の様子がうかがえるかなどを確認してみてください。
橋本木工の考える、お客様にとって一番ベストな形は、「設計士のいる家具工場」です。その理由は、設計士と製作者の距離が近ければ近いほど、お客様の要望が製作者（職人）に伝わりやすく、また価格も抑えられるからです。
そしてもちろん、橋本木工は、この一番ベストな形でお客様をお待ちしています。
そして、ここが重要！重ね重ねになりますが、信頼できるかどうかは実際に問合せをしてやり取りをしてみてください。HPを開設している家具屋さんもたくさんありますが、百聞は一見にしかず。HPだけでは分からないたくさんの発見があるはずです。そして、可能ならばぜひ工場に足を運び、実際に製作しているところや完成した家具を見学してください。
きっと、世界でたった一つ、あなただけのとっておきの家具と出逢えることでしょう。
