隙間活用オーダー家具
家の中には、上手に活用出来たらいいな、と思う場所が意外とたくさんあります。
例えば・・・
◇ 柱と壁に挟まれたちょっとした隙間
◇ お手洗いや洗濯機の上部
◇ マンションのサービスルーム
◇ 壁際のデッドスペース
などなど。
そんな場所を、「オーダー家具」で有効活用した事例をご紹介します!
「オーダー家具」というと、結構大掛かりなイメージがありませんか?
いえいえ、そうとは限りません。
ミリ単位で隙間の幅に合わせて作った1枚の棚板だって、
立派な「オーダー家具」です。
隙間収納で大活躍してくれるのは、案外そんな
「シンプルだけれど計算しつくされた」オーダー家具達なんです。
例えば下の写真、白い扉を開けると・・・
収納空間です。
内部は、こんな感じ。
扉の中に入って左側、40㎝角程度の空間は、こんな感じです。
上を見上げると・・・
40㎝角程度と言ったら、クッションくらいの小ささです。
とはいえ、床から天井まで上手に活用できたら、
結構たくさん収納できると思いませんか?
ということで、こんなイメージのオーダー家具を設置することにしました。
実際のオーダー家具はコチラ!
※縦にパノラマ撮影したため歪んで見えています
2㎝刻みで、自由に棚板の高さが変えられます。
扉を開けた正面は、棚板とハンガーパイプです。
ここも、奥行が約40㎝。後ろの壁にぶつかることなく衣類をかけるため、
ハンガーパイプは少し手前に取り付けています。
ハンガーパイプ上の棚の高さは、収納予定のBOX籠サイズに合わせて決めました。
こんな風に取付位置を自由に決められるのも、オーダー家具ならではです。
ハンガーパイプを高めの位置にしたため、衣類を掛けてもその下にまだたっぷりと空間ができます。
床に直接収納ボックスを置いて、ハンガーには衣類、その上の棚にも収納ボックスと、3段活用です。
たたみ一畳分にも満たない空間でしたが、オーダー家具を活用することで
大容量のウォークインクローゼットに大変身です。
代表的なオーダー家具である壁面収納などに比べると、
隙間収納は一見コンパクトでシンプルです。
しかし、実は作り手にとって、考え甲斐のある楽しい家具だったりします。
限られた条件下で、最大限の収納力を!
なんだかパズルのようで、テンション上がるでしょう。
設置工事を終え、生まれ変わった収納スペース、どんな風に使っていただけるかなと
ワクワクしながらの帰り道でした。
(撮影協力:東京都 M 様)