千葉県 JK邸 ~L型壁面収納家具~
駅近くの大型高層マンション。
L型壁面収納家具の製作をご依頼頂きました。
設置場所は、窓から燦々と光が降り注ぐ広々としたリビング。
搬入し、組み立てを待つ家具のパーツ達は、その広いリビングを埋めつくす程のボリュームでした。
「こんなに頼んだっけ!?」
とお客様が驚くほどの家具のパーツ達。
一日がかりで取り付けた後は、スッキリ。ご覧の通りです。
横幅約4メートルの壁面収納家具(正面)と、横幅約2メートルのキッチンカウンター下収納(右側)
中央にある、2本の横長の板(茶色いストライプ)も、家具の一部として製作しました。
フローリングや家具の柔らかな色味に対比して、こちらはスタイリッシュなデザインになっています。
さて、こちらの家具の中で、一か所だけ橋本木工製作ではないものがあります。
もともとマンションに備え付けてあったものに、制作した家具を融合させたのです。
どの部分か、分かりますでしょうか?
答えは、キッチンカウンターの天板です。
JK様からオーダー家具製作のご依頼があった時、マンションは、まだ建設中でした。
新築マンションにご入居されるタイミングでの納品をご希望だったのです。
そのため、ほぼ家具のデザインなどが決定し、お部屋の採寸に伺った際には、マンションに最初から備え付けてあるもの以外、何もないお部屋でした。
こちらは、キッチンカウンターの天板、家具を取り付ける前の状態です。
こちらの天板、お部屋の端まで伸びていました。
家具を設置する前の全体像がないので分かりにくいのですが・・・
こんな感じです。
別の角度から見ると、こんな感じです。
この天板を挟み込むよう、家具を組み立てていきました。
このカウンター下収納があることで、お部屋全体と家具とのバランスが整いました。
また、カウンター下はデッドスペースになりがちですが、家具を設置することで約2メートル分の収納スペースが生まれました。
カウンター下収納、サラッとご紹介しましたが・・・
実は一番手こずった場所でした。
既存の天板とぴったり合わせるために、製作前に原寸大に描いたスケッチを元に、一番綺麗に仕上がる設計図を模索し、当日設置場所でも最終的な微調整を行いました。
1ミリの隙間も許しません。
カウンター下収納の中は、こんな風になっています。
一番右側のスペースは、小皿やティーカップなどを収納したいとのご希望で棚板を増やしています。
カウンター下収納をご紹介した次は、メインの壁面収納家具です。
こちらは、1か所だけ変わった開き方をする扉があります。
それは、こちら
オーディオ機器を操作する際、リモコンが届くよう扉を開けたまま使用します。
その時、見た目がすっきりするようにと中央の扉2枚は横にスライドする形で開きます。
上から見ると、こんな風になっています。
その他収納は、こんな風になっています。
※配線準備前のため、下段の配線口を開けた状態になっています。
一番左側の中段、縦長の収納スペースは、奥様がご趣味にしているビオラ(バイオリンの仲間)を収納します。
その上の小さなスペースにはお手入れグッズ、横の4段には楽譜が入ります。
後日、JK様宅の新居へのお引越しも終わり、お納めしたオーダー家具を実際にご利用頂いているご様子を拝見致しました。
TV、スピーカー、インテリア、その他たくさんの物を収納して頂き、家具が生き生きしているようです。
ドイツ、アメリカ、スペイン・・・
ご旅行や出張で集められた、世界各地の思い出の品で華やかになったオーダー家具。
ご主人様こだわりのスピーカー、設置場所は製作時に決まっていたため、家具内部に配線ルートや配線口も設置しています。
こちらの修道院は、スペイン旅行の思い出の品だそうです。手作りキットを購入され、JK様ご夫妻が数年がかりで完成させた大作です。
お打合せでお引越し前のお宅に伺った際、「新居ではどこに置こうかな・・・」とおっしゃっていましたが、こちらに飾って頂き光栄です!
たくさんのリクエストを詰め込んだ、世界でたった一つのオーダー家具。
使い込む程に、味わいと愛着を感じるオーダー家具。
あなたは、どんな家具と、どんな暮らしをしてみたいですか?
見れば見るほどうっとりする家具ですね。
どちらにご相談すると作ってもらえますか。
たい 様
嬉しいコメントを頂戴し、ありがとうございます。
こちらのHPに掲載している家具は、全て橋本木工にて製作しております。
家具に関しまして気になることなどありましたら、お電話でも、メールでもご相談いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
有限会社 橋本木工